料金：1500円

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デルタ小川国夫原作オムニバス特別鑑賞券(前売券)をお持ちになると
１枚につき１回に限り関連上映の入場料金1500円を1000円に割引いたします。

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＊HOPPEのハコ庭展は無料です。

傾聴の会〜小川国夫文学朗読の夕べ〜

今年４月に刊行された作家・小川国夫の最後の長編小説「弱い神」と、 小川文学初の映像化となる映画「デルタ　小川国夫原作オムニバス」の中の一作「ハシッシ・ギャング」の朗読を シタール演奏にのせて。

言葉の芸術極まる視覚の作家とされた小川国夫が、“耳を澄ます”ことに焦点をあて描いた「ハシッシ・ギャング」と、 長い歳月をかけ断続的に綴られた、語りのみで構成される異色の大作「弱い神」。 “傾聴”をテーマにこの２作品をお届けします。 出演は、ROCK・JAZZ・FUNK・HIPHOP等あらゆるジャンルの垣根を超えたバンドDEEPCOUNT主宰で 詩作や舞踏も内包したアーティスト・桑原延享と、小川国夫原作の公演で常連のベテラン女優わかばやしめぐみ。 シタール演奏に映画「ハシッシ・ギャング」で楽曲提供もしているエスニック・サイケの第一人者ヨシノトランス。 小川国夫文学、語りの世界を是非、五感で存分にお楽しみください。

※朗読のあとは、小川国夫氏の記録映像を交えての小説家・香納諒一氏によるトークも開催。 小川文学についてはもちろん、さまざまにトークが展開します。

チケット予約・お問合せ delta.movie2010@gmail.com / 080-3250-9369

原作　小川国夫「ハシッシ・ギャング」「弱い神」より
出演　桑原延享(from DEEPCOUNT)　わかばやしめぐみ(イエ・ドロ）
シタール演奏　ヨシノトランス
企画・構成　仲田恭子／映画「デルタ 小川国夫原作オムニバス」上映委員会

HOPPEのハコ庭展

小さな世界におこる小さな小さな出来事。

あの頃は幸せだった。
あの人はどこにいったのだろう。
わたしはどこにゆくのだろう。
いつも私は行ったり来たり。
行ったり来たり。

『デルタ』公開を控えて、イベント上映会されるHOPPEの人形アニメーション『たば子』と『花子』。
その世界観を撮影で使用した人形やセットを使った世界。箱庭。
箱庭世界では、ボロボロテレビで『デルタ』予告編や、『花子』や『たば子』のビデオコンテやメイキングも流れます。

映像制作集団・空族　ドキュメンタリー『FURUSATO 2009』上映

空族・富田克也監督の新作『サウダーヂ』の調査のためのビデオを編集したドキュメンタリー。 甲府市周辺に住む年齢・職業・人種さまざまな人々を取材し、荒廃した街の現在を映し出す。

上映後、トークゲストと高野貴子(『他界』監督)が自主制作で映画を制作をしていくことについて語り合う。

trico!(良原リエ)ライブ（映像付）と「誘惑として、」エンディング曲「ひきなみ」を聴く

trico!(良原リエ)ライブ

映画の一編である「誘惑として、」のエンディング曲「ひきなみ」を良原リエが作曲・ 演奏したことから実現したライブと映画の一夜。trico!(良原リエ)の演奏と映像のコラボライブをお楽しみください。

【ゲスト決定！】
山口とも さんがパーカッションで参加します。
http://www.terra.dti.ne.jp/~tomoyama/main.html

誘惑として、[短篇ヴァージョン]

作家の岩原は、老いによる言葉の枯渇感、書くことへの危機感を抱えていた。 ある日岩原は、自身の著作の読者である老人・半田のもとに出向く。 半田が話す“書く”ことへの希求と過去の兵隊時代の記憶。 岩原はいつしか半田の語りにのみ込まれ、自己が抱える問題の深淵へと降りていくのだった。

長編小説「マグレブ、誘惑として」の一章『薬の仲間』と短編「駅の明り」の二作を原作に、 作家岩原が直面する創作と生への苦悩、そして復活の予兆を静謐に描く。

良原リエによるエンディング曲「hikinami」は、短篇ヴァージョンのみで聞くことができる。

詳しい作品紹介はこちら

3人の女子によるアートユニット‘Hoppe’の パペットアニメ『花子』プレミア上映！

江連亜花里、五十嵐淳子、霧生智美、大学時代の同級生女子3人で結成されたアートユニット ‘Hoppe‘の新作パペットアニメ『花子』をできたてほやほやのプレミア上映。 不器用な女の子の成長とおっぱいの不思議を描く「花子」、団地おばさんのため息と心のリラックスを描く前作『たば子』、 そして当日ままで謎につつまれた寸劇の’Hoppe‘3本立て。
また、江連亜花里が美術を担当した「デルタ 小川国夫原作オムニバス」の1編『誘惑として、』を上映。
当日はHOPPEのほんわかトークショー付。

花子

器用そうに見えて不器用な花子が、つらい仕打ちを越えてもなお成長してゆくお話。 女の子中身は何なのだろうか？、おっぱいって不思議？

永遠の謎を少しだけ解決したいと思い取り組んだ女の子アニメ。 着想５年の思いが募るハートフルな新作。

たば子

川崎市古市場団地の住人たば子おばさん。
日々、家事やパートに追われながら過ごす毎日に疲れ気味。 家族に内緒だがたまに公園でいっぷく。
雨が降っても、ため息ついたことも、悲しかった思い出も、こんな時なら思い出して笑えるかもしれない。

タバコを吸うことで、たば子おばさんの体の中に起こった心のリラックスをアニメにしたお話。

誘惑として、[短篇ヴァージョン]

作家の岩原は、老いによる言葉の枯渇感、書くことへの危機感を抱えていた。 ある日岩原は、自身の著作の読者である老人・半田のもとに出向く。 半田が話す“書く”ことへの希求と過去の兵隊時代の記憶。 岩原はいつしか半田の語りにのみ込まれ、自己が抱える問題の深淵へと降りていくのだった。

長編小説「マグレブ、誘惑として」の一章『薬の仲間』と短編「駅の明り」の二作を原作に、 作家岩原が直面する創作と生への苦悩、そして復活の予兆を静謐に描く。

詳しい作品紹介はこちら

ブンガクと映画　金子雅和監督×小沢和史監督作品上映＆トーク

金子雅和監督による新作短編作品『失はれる物語』をプレミア上映！
また、金子雅和がカメラマンとして参加した『人さらいが来ればいいのに』(小沢和史監督、水戸短編映像祭2003準グランプリ)、 『ハシッシ・ギャング』も上映。
拡大する

トークでは、かつて撮影現場を共にしたことのある両監督がその撮影秘話などを交えながら、 今回初めて文学作品の映画化を試みたその経験や考えについて語る。

失はれる物語

突然の事故で全身不随となり、右手以外すべての感覚を失った久生（ひさお）。 ピアノ教師である妻の梨沙（りさ）は、久生の手を鍵盤代わりに「演奏」を続け、コミュニケーションを取ろうとする。 だが月日が流れ、次第に乱れていく「演奏」から梨沙の気持ちを感じた久生は、ある決断をする・・・。
肌の感触のみで交わされる、夫婦の心のドラマ。

http://www.kinone.net/works/index.html
予告編

原作：乙一「失はれる物語」(角川文庫『失はれる物語』収録)

出演：中村邦晃/小深山菜美/田中しおり/松永英晃/ほか

撮影：東哲哉/照明：吉川慎太郎/録音 整音：高田伸也/美術 衣裳 合成：熊倉美由紀/メイク：知野香那子/助監督：倉木伸也/制作：名倉愛/演奏：粟谷茂/脚本：宮崎大祐/脚本 撮影 編集 監督：金子雅和

人さらいが来ればいいのに

茶畑に囲まれた田舎の一軒家で中学生の少女キワは「おばさん」と2人で暮らしている。 町で誘拐事件が起こったある日、キワは怪し気な土建屋の青年・矢本と出会う。 やがて2人は誘拐事件のニュースに便乗して誘拐ごっこを始めてしまうのだが…。

救世主になりたかった青年と救世主を間違えた少女、そしてその保護者の「おばさん」の3人の届かぬ想いを描く切ない人間模様。

水戸短編映像祭2003準グランプリ作品。

出演：中野衣美/小沢和史/津ヶ谷伸子

撮影 照明：金子雅和/脚本：木下寛子/脚本 出演 編集 監督：小沢和史

ハシッシ・ギャング［短編ヴァージョン］

幻聴を追いかけて町をさまよう“私”は、夜の墓場で自らの幻聴に没頭する“傾聴族”と遭遇する。 傾聴族の一人、木南慈平に勧められ麻薬ハシッシを覚えた“私”は、1年前に消息を絶った女・りさ子の声を幻聴に聞く。 りさ子は今、“私”の幻聴に現れて何を呟きつづけるのだろうか…。

第50回読売文学賞受賞の短編小説集「ハシッシ・ギャング」（文藝春秋刊）の表題作を原作に、 青年たちの日常に潜む哀しみや幻想を描く。

詳しい作品紹介はこちら

能に浸る、静寂に溺れる、「面打」・「誘惑として、」

7月31日より、ポレポレ東中野にて新作ドキュメンタリー「朱鷺島 創作能『トキ』の誕生」が公開される 三宅流監督の「面打」の特別上映。
「誘惑として、」短篇ヴァージョンもあわせて上映します。
上映後、監督と撮影の関係で作品を制作する三宅監督と与那覇政之が作品制作について語る。

面打

22歳の若手面打、新井達矢が能楽師・中所宜夫から依頼され、一つの能面を製作し、 その面が能楽公演に使用されるまでをとらえたドキュメンタリー作品。

ナレーションやインタビュー等、言葉による説明を一切排し、ひとつの四角い木の塊が削られ、剥がされ、 次第に表情を帯びていく様をひたすら見つめ続ける。
沈黙の作業空間に、ただ鋭利な刃物が木を刻んでいく音だけが静かに響きわたる。

出演：新井達矢(面打)/中所宜夫(観世流能楽師)/津村禮次郎(観世流能楽師)

監督･撮影･編集：三宅流/整音：種子田郷

誘惑として、[短篇ヴァージョン]

作家の岩原は、老いによる言葉の枯渇感、書くことへの危機感を抱えていた。 ある日岩原は、自身の著作の読者である老人・半田のもとに出向く。 半田が話す“書く”ことへの希求と過去の兵隊時代の記憶。 岩原はいつしか半田の語りにのみ込まれ、自己が抱える問題の深淵へと降りていくのだった。

長編小説「マグレブ、誘惑として」の一章『薬の仲間』と短編「駅の明り」の二作を原作に、 作家岩原が直面する創作と生への苦悩、そして復活の予兆を静謐に描く。

詳しい作品紹介はこちら

帯谷有理の傑作長編「サイケデリック・オルガン・パンダ」東京初公開！

帯谷有理監督の長編傑作が東京初公開！ 「誘惑として、」監督の与那覇政之が撮影を担当したため、今回の上映が実現。 幻聴、幻覚を描いた小川文学に対し、帯谷監督の今作では、音から派生する幻覚と幻聴が描かれる。

今回のみの特別限定公開につき必見！

サイケデリックオルガンパンダ

大都市の郊外ある薬物厚生施設「ほたる園」。 そこに身をよせる青年クロードと依存症患者の繰り広げる狂騒的な日々の人間模様。 日本人の父親を探すマレーシア人ハーフのメイメイとアル中で先天性四肢障害者で大道芸人のノスケの出会い。

サイケデリアな映像世界を背景に、大都市の中で居場所のない若者たちの孤独と救済が浮かび上がる。

出演：菅沼クロード/福森慶之介/安部まりか/白井昭吾/漆間奈々恵/島田明子/斉藤 智昭/ 水無月朋子/中西愛/勝島乙江/畑山太郎/神野力也/三梨伸/Gregory"Gigi"Gordon/ GiovanniNino/Fuzz Acid and Flowers

監督・編集：帯谷有理/原案：帯谷有理/ 撮影：与那覇政之/録音：帯谷有理/助監督：加世田靖弘 山崎樹一郎 木村文洋/ 企画：愛知芸術センター/制作：愛知県文化情報センター/ エグゼクティヴ・プロデューサー：越後谷卓司

映像制作集団・空族『雲の上』上映

空族長編第一作。地方都市に住む出所帰りの若者が幼なじみのトラブルに巻き込まれることで、 自分の幻想と妄想が崩壊していく様を描く。『他界』に出演の荒木海香の初出演作

出演：西村正秀/鷹野毅/荒木海香
監督：富田克也/撮影：高野貴子