今日はちょっとだけ脇道へ逸れて、
東京・渋谷のユーロスペースで行われている『映画一揆』のことを書きましょう。
『映画一揆』は、井土紀州監督の新旧の作品を特集しているものです。
映画『デルタ 小川国夫原作オムニバス』の3篇のうち
「他界」の高野貴子監督は、映像制作集団・空族(くぞく)で
主に撮影を担当していますが、その空族の映画監督・富田克也さんも
多大なる影響を受けたという井土監督の初期作品「百年の絶唱」を
先週の土曜の夜、観てきました。
私の個人的な感想などは、コチラをご覧いただくとして…。
いわゆるインディペンデント映画のあり方について、『映画一揆』のPR活動や
井土監督はじめ関わっている方々の、いろいろな場所での発言などを拝見していて、
いろいろと考えさせられることがありました。
現在、書店やコンビニで並んでいる雑誌『BRUTUS』の特集「映画監督論」のp110でも、
瀬々敬久さんと井土紀州さんの対談で語られているのを読むことができます。
(ぜひお手にとって、ご覧ください)
『映画一揆』初日は、満員のお客さんが溢れ出して、大変なことになって
スタッフは嬉しい悲鳴をあげていました。
そして、これらの映画を届けるんだ! という多くの人たちの熱気のようなものを
ひしひしと感じました。それって、とても気持ちの良いものですね。
また私自身も、こうやって書きながら、彼らの応援団の一員になっています。
映画『デルタ』も、たくさんの方の応援によって東京・藤枝の公開を無事終え、
これから名古屋、大阪へ向かいます。
私たちの“熱気”を、ぜひお届けしたいと思っています。
下窪俊哉