この映画のエンディングには、小川国夫氏に縁のあるSIVAさんのスパニッシュ・ギターの演奏を入れさせて頂いています。
若い頃、フランスに留学し、単車でヨーロッパ各地、地中海沿岸、北アフリカなど、様々な土地を放浪した小川国夫氏。
そんな小川氏は、スペインの酒場で奏でられるスパニッシュギターに、大変興味惹かれ、毎晩のように、酒場で楽しんでいたという話を聞いたことがあります。
時期は違えど、SIVAさんも、若き頃、数年間に渡り、スペインのジプシーと生活を共にしていたお方。ちなみに現在は、音楽活動、ラジオ出演などをはじめ、静岡市でOSTERIA BAR「SALUTE」という、新イタリアンのお店も営んでらっしゃいます。とても素敵なお店です烈
小川氏は、SIVAさんのギターが大好きだったそうです。
どこか懐かしい、あのとき、あの瞬間が、まざまざと甦るのでしょうか。
この映画のために提供していただいた曲は「アポロンの島より」。
これは小川氏の処女作的作品「アポロンの島」に基づいて、SIVAさんがお作りになった曲。「アポロンの島」の情景、心象風景などが、ギターによって綴られています。
カラオケ好きの小川氏は、静岡に来る度に、お忍びでSIVAさんのお店に出向き、最後にはカラオケを一緒に楽しまれていたという話もお聞きしたことがあります。
そんなゆかりのある名曲が、この映画のラストに。映画全体の世界観を、ぐっと引き上げてくださっています。全部流せないのが本当に残念です。
SIVAさんに感謝、と共に、ご覧になった皆様、ラストの曲に、ご注目いただけたら嬉しいです獵