藤枝地域の色んな情報・文化・ニュースなど、いつもあたたかく、楽しく!紹介されているブログ「ごきげんぱらぽん」で、この映画の藤枝上映のことと、仲田の新聞記事を紹介してくだってます烈
http://parapon.blog.so-net.ne.jp/2010-09-27
その他、たっくさん藤枝の面白い情報、掲載されています獵
是非チェックしてみてくださいね。
今の藤枝が、わかります劣
月別アーカイブ: 2010年9月
感想その9(藤枝上映より)
「ハシッシ・ギャング」監督の小沢和史さんの旧友のイトウカヨコさんより、ご感想をいただきましたので、一部抜粋して、ご紹介させて頂きます烈
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『デルタ』は小川国夫さんの短編を原作とするオムニバス作品です。
三作品でデルタを成しているのだとか。
デルタは、川と川と、そして海との狭間に広がる場所ですが、
三人の監督それぞれの「デルタから見た彼岸と此岸の情景」が
スクリーンに映し出されていました。(のように私は感じたのですが)
物語は「人がいないこと」によって展開します。
大学のとき「トリックスター」が出て来る映画について
勉強した記憶があります。(「旅芸人の記録」とか?違ったかな?)
フーテンの寅さん的なトリックスターが狂言回しとなって
話が展開するみたいな?そんな講義だったような気がしますが
(記憶違いかも…?)
この映画は三作品とも「不在の人」が
トリックスターとなっています。
この構造がとても興味深く感じられました。
それは原作者である小川国夫さんの作風によるものなのかな。
※小川さんの作品には、それまで触れたことがなく、
いまようやく短篇集をめくり始めたところなのですが…。
では、その不在の人たちは、いったいどこへ行ったのか。
川向こう…彼岸でしょうか。
古びたトンネルの先に、蓬莱橋の向こう岸に、
そして、電車でゆく旅の終着駅に、広がっているかのような彼岸。
1作品、20数分の中で何度も「あっちがわ」へと
誘惑されてしまいそうでした。
「あっちがわ」にはどんなことが待ち受けているんだろう。
どんな世界が広がっているんだろう。
まあ思えば、日常もそんな感じですかね。
あちらへこちらへと、意識は行ったり来たり。
ときどき自分が何をしていたか思い出せなくなることがあります。
そんなことって、他の人にもよくあることと思うんですが、
そんなときは意識が彼岸に惹かれている状態なのでしょうか。
1時間と少しの上映時間が終わり、
ふわふわと意識が彼岸と此岸とを浮遊しているような感覚で
エンドロールを眺めました。
そして、映画館を出て、明るい外の日ざしをあびたら、
あっという間に此岸へと引き戻され…
すると、とたんにお腹がすく不思議!
映画館自体も、彼岸への入り口だったのか!
なんてことを、ちょうどお彼岸入りの日(20日)に考えはじめてたら
あっという間に25日になってしまった!
※3作品目の監督は、高校の同級生。
監督の「想い」や「狙い」は
理解しきれてはいないかもしれませんが…
これってかなり希有な状況なので
感想を書き終えるのにちょっと時間がかかりました。
イトウカヨコさんより
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ありがとうございました!!
感想その8(藤枝上映より)
現在、静岡大学で近現代日本文学を教えているNさんより感想をいただきましたので、ご紹介させて頂きます烈
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「デルタ」をみてきました。
手許に「ハシッシ・ギャング」の原作は持っていたので、
行きの電車で読んでからみました。
二作目の主演の方の演技と、地元の方の方言がよかったです。
母(藤枝出身)に映画の内容を話したところ、
知人(90歳)が、終戦前、大井川の飛行場に勤務(?)していて、
駅前の青島旅館に泊まったらしい、と言っていました。
母がみたら思い出すこと、懐かしい場所がいっぱいあるのだろうと思います。
小川国夫について。
「内向の世代」らしい、男(複数)/妄想(性的)的存在である女、
という構図が三作ともに(強弱の差はあれ)見られ、
と同時に、戦中派らしい、戦争の記憶という問題が前二作に見られたことが
興味深かったです。
小川国夫は、作風は「内向の世代」的ですが、
実際の作家の年齢(世代)はもう少し上ですよね。
「内向の世代」の作家は、敬遠しがちだったのですが、
これを機に、少し読んでみようと思います。
全体に、オムニバスという形式がよかったです。
小川国夫も、短篇のうまい作家という印象です(長篇もありますが)。
Nさんより
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ありがとうございました!
感想その7(藤枝上映より)
初日鑑賞くださった友人の友人Yさんより感想をいただきましたのでご紹介させていただきます烈Yさんは静岡の大道芸ワールドカップでピエロのボランティアなどもされてらっしゃる方です。
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故郷で上映なんてスゴイ!一票って気持ちで行ってきました。藤枝上映前のいいタイミングで会ったのも縁だよね。
映画は小川国夫って難しいと思ってたけどオムニバスなのが観やすくてよかったよ。三作品のそれぞれに心に残る言葉や表情があって、見終わった感じが本読んだみたいでした。あと藤枝弁炸裂な地元おじいさんが何人か出てて地元な私としては非常によかったです、リアルで。
俳優さんも藤枝弁だったり見慣れた景色を、小説の世界もそうなんだもんねって楽しく見ました。
3つのうちハシッシギャングが一番よくできてると感じたよ、私の好みなのかな。土肥ぐにゃりさんのキャラクターがすごくいい味出してて、音楽も合っていたし、映像も自然に入って見れたよ。
Yさんより
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ありがとうございました!
9/18静岡新聞 朝刊と夕刊に記事掲載!
9/18の静岡新聞の朝刊と夕刊にそれぞれ、この映画のことが掲載されました。
朝刊
http://www.shizushin.com/news/culture/shizuoka/20100918000000000040.htm
夕刊
http://www.shizushin.com/news/culture/shizuoka/20100920111748.htm
是非チェックしていただけたらうれしいです獵
藤枝上映、幕開けです!
藤枝シネ・プレーゴでの上映、はじまりました烈
初日の今日は、監督小沢和史さんと、プロデュースを務める仲田恭子による舞台挨拶をさせていただきました。
多くの皆様にお越しいただきました。
ご来場の皆さま、誠にありがとうございました獵
昨年秋の飽波神社での初上映をご覧頂いた方のお顔も多く拝見しました。感激です。
神社もすばらしい趣ある場所(しかも古くからこの土地の大事な大事な要の場所)でしたが、今回もまた、すばらしい環境です。昨年の二日間の藤枝上映から、再び藤枝で、今度は2週間、それも地元に根づき愛されている大きな映画館で上映させていただけるって、本当にありがたいことです。
今回お世話になっているシネ・プレーゴさんでは、いろいろ映画館内を見学させていただいたり、地元を巻き込み撮られている映画の素材を少しだけ拝見したり、と大変勉強させていただきました。地元発信の信念・姿勢を固持されている素晴らしい映画館です。
私の子供の頃といえば、映画は隣の島田にある“みのる座”という映画館が専らでした。きっと、今の小さな藤枝っ子たちは(もちろんカップルも)、“藤枝シネ・プレーゴ”が映画館の記憶になっていくんでしょうか籠
ロビーでは、作家・下窪俊哉さんが作った本「アフリカ別冊 海のように、光のように満ち 小川国夫の《デルタ》をめぐって」という、映画と小川文学についての副読本も販売しております獵
こちらも是非ご覧いただけましたら幸いです獵
今後とも「デルタ 小川国夫原作オムニバス」をよろしくお願いいたします。
9/18(土)14:30より舞台挨拶
いよいよ9/18(土)より2週間(10/1金まで)、藤枝シネ・プレーゴでの上映が始まります烈
初日の9/18(土)には、上映前、「ハシッシ・ギャング」監督の小沢和史さんと企画の仲田恭子が舞台挨拶に登壇させて頂きます。
14:30からの予定です(上映は15時から)。
中部地域の皆さま、この機会に是非ご覧ください!
上映時間は日によって変動すると思われます。
映画館HPなどでご確認いただけたら幸いです!
藤枝シネ・プレーゴ http://www.cineprego.jp/
〒426-0067 静岡県藤枝市前島1丁目7番10号 BiVi藤枝4F
JR藤枝駅南口より、徒歩1分
上映案内TEL 054-668-9533
また、デルタの公式サイト内にも、決まっている分だけ掲載しました。
日ごとに書いてありますのでご参考ください!
上映スケジュールリンク
感想その6
ライターでもある友人のAさんより、感想いただきました烈
個人的な友人ですが、切り口、語り口、ものの見方、普段の素行、悪行?全てが「よっ、名人!」とかけ声かけたくなるような、爆発的というか、アートというか、ワイルドとうか、な友人で、映画も見てくれましたが、その感想がやはり面白かったので、せっかくなので、一部抜粋してご紹介させて頂きます獵
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「舌の先で眉間の内側を舐めようとする」
孤高の作家・小川国夫の文学世界、初の映像化
文学作品の映像化てことですが
そんじょそこらの文学作品ではない
ミクロな接写的イメージが目から耳からグリグリ入ってきて観終わった後のトラウマ感は言うことなし!
追加上映も決まったそうで
映画好きもそれほどでもない人も
舌の先で眉間の内側を舐めようとしてできないモヤモヤ感がわかる純日本人には観て欲しい映画!デルタ!!凄いよ?
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映画見終わった感想が「久々にこんな微細な刺激を受けスカッとしたよ。」でした烈
レビューまとめ
藤枝公開に向けて、このブログ以前に、WEBなどに掲載されたレビューをまとめて一部ご紹介します獵
webDICE – 骰子の眼 – 「この映像を通して私たちが目にするのは、荒野である」─『デルタ 小川国夫原作オムニバス』クロスレビュー
webDICE – 骰子の眼 – 「映像体験、あらためて気づかされた光の重要性」─『デルタ 小川国夫原作オムニバス』クロスレビュー
シネマの王国
Iphigenie
この他、色々なところでみなさんお書きいただいているブログなど、沢山ございます。ありがとうございます獵こういった反応の一つ一つが力になります烈
読んでからご覧頂くもよし、ご覧頂いてからお読みいただくのもよし、ということでよろしくお願いします~玲