さて、この映画、以前にもお知らせしたとおり、追加上映しております裂
8/21(土)~9/3(日)
連日15時より!
是非是非お待ちしております!
どうぞよろしくお願いします。
8/20のトークのもよう
さて、レイトショー最終日は、「誘惑として、」出演の佐久間麻由さんをトークゲストにお招きしました獵
佐久間さんは、舞台、映画、雑誌、ラジオと幅広く活躍される女優さん。華奢で、大きな瞳が印象的な佐久間さん、「誘惑として、」では戦後すぐくらいの時代設定の中、“何者かになりたい女(「誘惑として、」作品概要より)”を見事に演じきっておられます。
トークでは、撮影の裏話や、ご自身の映画や舞台への取り組み、9/4より公開の主演作「名前のない女たち」のお話など、色々お話しくださいました。
そしてなんと、8/30発売の雑誌プレイボーイに、グラビアで8ページ登場されるとのこと。ものすごく素敵なグラビアに仕上がっているという噂。要、要、要チェックです烈
佐久間さん、ご来場のみなさま、ありがとうございました!
トークゲストに佐久間麻由さん登場!
いよいよ明日8/20は、上映後、「誘惑として、」出演の佐久間麻由さんがトークゲストに登場します獵
佐久間さんといえば、今秋、映画「名前のない女たち」に主演されている期待の女優さん。
今月末には、雑誌プレイボーイにも登場烈
どんなお話が聞けるんでしょう。劇場でお待ちしております裂
8/20はレイトショー最終日獵
レイト最終日を飾って頂きます烈烈
新刊「襲いかかる聖書」
9/29に小川国夫氏の新刊がでるという噂を聞きました。
タイトルは「襲いかかる聖書」。
Webで見つけた情報はこちらです。
岩波書店から出るようです。
8/17のトークのもよう
8/17の上映後のトークゲストは、映画監督の坪川拓史さんでした。坪川監督のサイトはこちら。映画「美式天然」でトリノ国際映画祭でグランプリと観客賞をW受賞、映画「アリア」でもフランスでも賞を受賞など、数々の受賞歴を持ち、ご自身は“くものすカルテット”というバンドでアコーディオンも奏でてしまうという多才な監督。
「誘惑として、」の与那覇監督とは坪川監督作品のスチルやメイキングを担当したりして、10年来のお付き合いとのことで、リラックスした優しい雰囲気の時間となりました漣
映画の感想は、見た直後だったのでまた今度、とおあずけになりましたが、今年春に、川端康成原作で「掌の小説」というオムニバス映画をお造りになっていた坪川監督。オムニバス作品をつくることの大変さなどに少し触れてくださいました。
そしてDVDは、8/18より発売獵川端文学の魅力がぐっと詰まっていて、一貫した世界観にすうっと心が導かれる映像集。是非チェックしてみてください裂
そしてなんと映画「アリア」の予告編までご紹介くださいました烈
それを見て・・・個人的な思想ですが、男女の連れ合いで、女が先に死んじゃダメだ、と今まで信じてきましたが、坪川監督のような人がこの世にいてくれるんだったら、別に逆でも全然大丈夫だったんだな、と、男の残酷さ(強さ)を信じる気持ちになり、少し気が楽になりました獵←唐突にすいませんっ
坪川監督の新作「ハーメルン」は、来年、公開される予定とのこと。
今から楽しみです囹
8/14、15のトークのもよう
さてさて、8/14は、「他界」監督高野貴子(たかのよしこ)さんと、高野さんが所属する映像制作集団・空族(くぞく)の監督、富田克也さんにお越し頂きトークでした。
空族の第一作目はなんと、小川国夫原作「エリコへ下る道」でした。もう15年前のお話。残念ながら、最後まで撮りきること無く、途中で頓挫してしまった幻の映画だそうで、その内容について、“若気のいたりが満載”と富田監督は謙虚にお話しされてましたが、実験的な試みに満ちた作品だったことがうかがえます。
いつかどこかで、もしかしたらそのフィルムが、どこかで見れる日が来ることを祈ります。
現在は、新作「サウダージ」を目下編集中の富田監督。「サウダージ」は、土方、移民、HIPHOPの三本柱で構成される、地方都市の現在の姿をテーマとした作品。期待が高まります。
そして8/15は、作家の下窪俊哉さんがトークゲスト。下窪さんは、小川国夫氏が大阪芸大で教えてらした頃から氏と親交があり、「アフリカ」という同人誌も作られています。
この度の映画に関して、下窪さんなりの回答というべきか、この映画の特集本であり、小川国夫副読本を作ってくださいました裂(過去の日記はこちら)
この日のために、下窪さんは、小川国夫氏の秘蔵録音(氏がお話しなさっている声を録音したもの)を、特別に少しご紹介くださいました。“書く”ことについてなど、語られているものです。小川氏独特のサービス精神と優しさからか、表現力が豊かで、言葉の表面(現象)だけ聴くと、おもしろ可笑しいことをおっしゃっているように聞えますが、本質は、ご自身の“書く”ことへの追求の仕方だったり、とても厳しい作家の戦いについてお話しされていました。下窪さんは、本について、小川さんのこと、映画のこと、色々なことをお話くださいました烈
下窪俊哉さんによる別冊アフリカ「海のように、光のように満ち」は、アップリンクXの受付で、500円にて好評販売中です。映画を見た方も、見る前の方にも、作家・小川国夫をご存知の方も、そうでない方も、楽しめる充実した本です。見本も置いてありますので、是非手に取ってご覧ください獵
富田克也監督、下窪俊哉さん、ありがとうございました烈
最後に特大付録として、与那覇監督が送ってくれた、別冊アフリカ「海のように、光のように満ち」を持っている町田マリーさんの写真を貼付けさせて頂き、今日はこれにて失礼いたします玲
感想その5
6、7月に行われた関連・朗読イベント「傾聴の会」にもご出演くださった桑原延享さんより、ご感想いただきました獵
桑原さん、通称Nobuさんは、DEEPCOUNTというバンドを率いるミュージシャンであり詩人であり、舞踏や俳優も内包するアーティストです烈
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映画『デルタ』
三部作はどれも 遠くを眺めるようにして始る。気がつけば今この瞬間この季節と重なる。
鏡だ。夏の鏡は三面鏡~万華鏡へと展開される。
自分ではない筈の他者の数え切れないほど通り過ぎた夏を受信する。と自分の思い出と乱れ交差し、幻の夏休み未だ見ぬ廃屋に置き去りにされた暗箱を開けて眺めているような。そんな気持ちにさせられる。
色深き『誘惑』は二人の戦中亡国兵の背中と戦後の性狂おしい肉食らう赤い唇が重なり ドキッとするほど咲き誇り 色深い心に蠢く
散歩するように『他界』した老人を探して歩く中年男は嫉妬と恋心を羅針盤に彷徨う それに付き合う他所の散歩男が老人の代わりの様に、または神の様に当たり前に其処にいる
『ハシッシ・ギャング』の墓場に出現する日本製金髪不良妖怪の吐き出すバイブスはリアルにケムリにまかれる効能がある。そして原作、映画作の心臓である「判らないでしょうから、伝えてあげてください」の意味をつまり作品の血液をこの愛の不良妖怪が預っているのをオレは知っている。
小川国夫の味わいは今も静かに降り注いでいる欲しいなら耳を澄ませ。そんな気のする昨日は涼しい夜でした。
Nobuさんより
8/13のトークのもよう
8/13には、上映後、映画「美代子阿佐ヶ谷気分」に主演されてる女優の町田マリーさんと、同作、映画監督の坪田義史さんにご来場いただき、トークイベント行いました。
綺麗な浴衣姿の町田マリーさんと、映画×セックスの独自の視点をご披露くださった坪田義史さん。
映画「美代子阿佐ヶ谷気分」には、カメラマンとして「誘惑として、」与那覇政之監督、「ハシッシ・ギャング」のカメラマン山崎氏、照明の宮下氏、俳優では本多章一さん(「誘惑として、」出演)、松浦祐也さん(「ハシッシ・ギャング」)も出演しているという、映画「デルタ」と一部深い関わりのある映画。
DVDが発売されています。是非チェックしてみてください。
現在、「美代子阿佐ヶ谷気分」は海外を回られているとのこと。注目です。
8/12のトークのもよう
8/12の上映後は、舞台演出家で、ドキュメント映画を作ったこともあり、過去に小川国夫原作の舞台を行ったこともある、平松れい子さんをお招きしてのトーク。
平松さんは、Ms. NO TONE Theater Companyミズノオト・シアターカンパニー
主宰です。いつも会うと頭が開かされる野性と知性の人。
これまた注目の演出家です。
8/10、11のトークのもよう
8/10は、公開前の関連上映でもお世話になったHOPPEのアニメーション「花子」の上映。ほんわか、キュート、不思議な世界をお楽しみいただけましたでしょうか?
HOPPEの江蓮さんは、「誘惑として、」の美術を担当。丹精こめられた美術群が光ります。しかもなぜか、汚いものを作っても汚く見えない、なんというか、雑じゃあ無い。
雑な人はなかなか美術なんてやらないかもしれませんが・・・。江蓮さんの美術は「誘惑として、」の強度をさらに高めています。
ありがたいことにこの映画、「もう一回見たい」というリピーターの方がわりと多くいらっしゃいます。回数見るごとに、色んな発見があるとのこと。
さて、そんなデルタを、もう2回は見てくださってる映画監督の七里圭さんが、8/11はゲスト。
上映後、与那覇監督、小沢監督とトークを行ってくださいました。
大変面白い方で、しかも小川国夫さんとの関わりも深い藤枝静男小説を読まれるとのこと。今後とも要注目の映画監督です。
七里監督、ありがとうございました獵